
【投稿者コラム】
わたしが小さい頃からお世話になっていた方に大のパチンコ好きな人がいました。
ある日、初めてのお給料をもらった日に電話がありました。今すぐ最寄の駅に来るようにとのことでした。何かあったのかと思いすぐに行くと今からパチンコ屋に行くから3万卸してきなさい、社会勉強だ!と言われました。
正直そんな社会勉強いらないわと思いましたが、なんだか面白そうなのでとりあえず言われるがまま3万円卸してパチンコ屋に向かいました。
とりあえずこの台をと初めて打ったのは海物語。
恐る恐る1万円を投入して、釘に向かって打ちました。すると早々に魚群リーチからのサムの出現。見事大当たり。投資額2千円で当たりました。わたしもその人も大騒ぎ、大笑いしました。ビギナーズラックみたいなもんだね、まあどれだけ続くかが勝負だから。と言われよくわからないまま確変に突入しました。
そのままどんどん出続けて気づくと25連チャン、約10万円儲けました。投資額も2千円だったのでほぼ丸儲け状態でした。その日はその人を連れて焼肉に行きました。
初めてのパチンコでここまで出てしまったんです、ましてやまだ独身、…ハマりました。
お給料が出ると必要な生活費を残して、全てのお給料を持ってパチンコ屋に向かうようになりました。たまたまわたしが行くようになったパチンコ屋はほとんど人がいなくて、常連のおじいちゃんおばあちゃんたち、ちょっとやんちゃなお兄さん、ものすごいギャルの店員さんなどすぐに顔見知りになりました。
その人たちとの会話も面白く、お店の雰囲気もよくて意味もなくとりあえず打ちに行くような日々が続きました。
一人暮らしを始めたばかりだったこともあり人と話せるのもまたパチンコにハマらせた要因の一つだったのかもしれません。勝ち負け関係なくとても楽しかったです。しかしありがたいことにしばらくの間負けることはなく、毎回5千円くらいの投資に対して2万から3万円は勝つような日々が続きました。
そんなある日そのお世話になった方が亡くなりました。
それをきっかけに一度やめたのですが半年を過ぎたあたりで、その人が夢に出てきたのです。それがちょうど月命日の日だったので久しぶりに打ちに行くことにしました。その時も2千円が5万になり、その人が打ちたかったんだな、勝たせてくれたんだなと思いました。
そんなある日初めてなかなか出ない日がありました。
投入額はもう5万を超え、もしこのまま諦めて台を移動したあと、誰かが打ってすぐに出るのではないかという気持ちになってしまい、やめるにやめられなくなってしまいました。
とうとう取っておいた生活費にまで手を出してました。
そうなってくると後は出るまで打つ、投入した分だけでもせめて取り戻したいと焦り出します。結局何回か当たりはしたものの取り戻すことはできず、次のお給料日までカツカツの生活をする羽目になってしまいました。当然理由が理由なので親に頼ることもできずお給料日前々日から水だけの生活になりました。
とんでもないものにハマってしまった、もうやめなくては。そう思いました。
ましてや一応女、こんなんじゃ彼氏もできないな。しかしそう思うことは簡単でしたが結局20代後半までこんな生活を続けていました。自分の知っているアニメが題材のパチンコは出なくても打っていたし、ちょっとずつ知識も増えたため、金保留やアツイ演出などがわかり出すと余計やめられなくなりました。
今は結婚してやめました。
やめたというよりは主人にパチンコをしていた事実を伝える前に結婚したこと、子どもが生まれて専業主婦になったことでやることができなくなった、というのが正解です。
でも今はやめることができてよかったと思っています。あの生活を続けることは不可能だし、いつかもっと無茶なハマり方をしていたかもしれません。ほどほどに、自分の身の丈にあった額で楽しく遊べる範囲で楽しまないと破産するなと身をもって体験しました。
スロッターズ半田
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